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叱られたい人たち [雑記事]


みなさん、こんにちは。

先日、テレビやネットの記事で見たのですが、
最近、「叱られたい」若者が多いとか。

「多い」という部分は参考になりませんが、
「おじさんレンタル」なるビジネスがあるのは承知していました。

要は、話し相手としての人材派遣と思いますが、
依頼するほうに「叱られたい」という希望があったりするのですね。

何も言われないから、自分が正しいのか分からない。

もっと成長するために、足りない部分を指摘してほしい。

そんな思いがあるようです。


この「叱る」ですが、よく混同されるのが「=怒る」です。

中高年世代からすると、
「怒られながら一人前になった」なんて表現が当たり前だったりします。

でも、今は厳密にでもなく相違があります。

感情的になるのが「怒る」になりますから、
「叱る」というのは「=諭す」くらいの方が合っているでしょう。

冒頭のテレビ番組の中でも、
企業の管理職の方たちが「叱り方講習」を受けていましたが、
以前のような雑多な接し方では組織運営が上手くいかないようです。

「個の尊重」であったり、「怒ると萎縮する」と考えることで、
部下との接し方が分からない、になってしまう。

しかし、「世の中、そんな甘くないよ」という声も聞こえてきそうです。


私感ですが、今となっては、どちらが正解とかはないと思います。

自分の経験からすれば、「怒られる」全盛の時代を生きてきて、
有能は人材が挫折していく様も多く見てきましたので、
長所を伸ばしながら全体を底上げできれば尚良しと思います。

というか、どんな環境に身を置いても、
その選択は最終的に自ら行ったものですから、
「合わない」と感じたら「立ち去る」のは自由ですが。

むしろ、立ち去る勇気を待つことで、
自分らしさへのピントが合っていくのかもしれません。

今は、そんな時代なんですよね。

数年前、大手企業のトップの方とお話をした際のことですが、
「成功」というものに興味があった私は、

その方が通ってきた「プロセス」をお聞きしたのですが、
かえってきた話がとても印象的でした。

以下、その方のお話の部分だけ要約しますと、

「同期も含めて同年代には有能な人材が沢山いましたよ」

「私なんか、出世コースにいるわけでもなく並の社員でした」

「ただ、出来る連中は引き抜きにあったり、不自由さから抜けていったりで、

気が付くと古株が自分を含めて数人になっていただけです」

「私も自分の能力に自信があれば、同じ道を選んだかもしれませんが、

いまだに、そう感じていないですね」

「経営のノウハウを身に付けたのは、管理ポストが担当になったからで、

立場が変われば、必要なスキルが自然と身に付くのですよ」

とこんな感じですが、
同様のことを他の方々からも聞いたことがあります。


なんとも深い話ではあるのですが、

今、思い返しても、意図的な裏返し話法でもなく本音だと思います
・・個人的に酒席でも伺ったのでw

今でも、生活を安泰にするには大企業で働くという考え方はあります。

大企業だって「何があるか分からない」のも確かですが。

前述の「叱る」と「怒る」もそうですが、
今までの既成概念が、今後も全て通じる時代でもないのです。

それを言い換えるなら、「自由を選び易くなった」かもしれません。

まあ、前述の企業トップの方の話も数十年前の話だったりしますから、
以前から自由への選択はあったのですが、今ほど周囲の理解はなかったのですね。

「今時の若者」という存在を仮定したとき、
「叱られ方を知らない」ことで、
叱られた際にショックを受けて職を辞する人もいるでしょう。

ただ、「我慢が出来ない人」というのは短絡的ですし、
個人の人生は、人の価値判断に頼るものではありません。

どんな生き方だって、自分が創造するのが正解です。

自分の道に進むきっかけが、
どんなものであっても構わないのです。

周囲からの評価に自分を預けてしまわないように、
今は自由を地で行くことに寛容になっています。

なので、いつでも人生の舵を自分で取ることが大切です。

「こうでなければいけない」という観念を手放した時、

真の自由の意味が分かるのかもしれませんね。


余談ですが、

私は「叱られたい」という言葉を聞いた際に、
なんて前向きなんだ!と感心してしまいましたw

「失敗は成功の元」、そんなことを思い出しました。

失敗する勇気・・なかなか持てませんよねw

でも、失敗以上の収穫があるのも確かです。
・・そもそも失敗はあるのか?ですが。

どんなことも最適と思える自分であれたら、
人生の景色が鮮やかに変わっていきます。

これからも成長を続けていきましょうねw


それでは、また一滴追加です。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。







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